海外ATMも!バックパッカーにおすすめの国際キャッシュカード

海外でATMを使いたいから、海外用のカードをつくろうと考えているバックパッカーに伝えたいことがあります。その考えはよくないです。

日本でも海外でも使えるキャッシュカードを持つべきです。この記事では、キャッシュカードをもつメリット、デメリットをふまえたうえで、おすすめのキャッシュカードをご紹介します。

日本と海外のATMが使えるキャッシュカードをえらぼう!

海外旅行先でもATMを使いたいとき、キャッシュカードが必要です。キャッシュカードは、銀行からお金を引きだせるカードだとおもってください。

で、ぼくがいちばん伝えたいのは、海外専用のキャッシュカードは作らないでほしいということです。つまり、日本でも海外でも便利なキャッシュカードをえらんでみてください。

理由は単純です。海外でしか使えないようなカードをもっていても、あまり役に立たないからです。だって、日本にいる時間のほうがあっとうてきに長いじゃないですか。

もし海外だけで使うなら、海外の銀行でキャッシュカードをつくったほうがずっといいですよ。オーストラリアなど多くの国ではワーホリビザがあれば、銀行で口座開設することができますから。

なので,日本に住んでいるかぎりは、日本で利便性のあるキャッシュカードをつくりましょう。

国際キャッシュカードのメリット【バックパッカー向け】

日本でも使えるキャッシュカードをえらぶことは納得して頂けたとおもいます。

つぎに、そもそもキャッシュカードを持つメリットはあるのかを考えていきます。メリットをおさえておかないと、決め手にかけますよね。

キャッシュカードのメリットは3つ。

  1. 海外ATMで現地通貨を引きだせる(両替できる)
  2. 大金を持ち歩かなくていい
  3. 盗難にあっても、お金がなくなるリスクが下がる

 

順番にみてきましょう。

海外ATMで現地通貨を引きだせる(両替できる)

なんといっても、海外でATMをつかえるのがメリットです。日本円でお金を預けていても、ATMからは現地通貨を引きだすことができます。かなり便利ですよね。

また両替をする必要がないのもいいです。

たとえばタイのプーケットやピピ島などのビーチリゾートでは、たくさん両替所がありますけど、ふつうの街中ではそんなに数はありません。

ぼくがバンコクのファランボーンに滞在していたときは、2駅となりのシロームまで両替に行っていました。

大金を持ち歩かなくていい

AMTをつかえれば、多額の現金をもち歩くことはなくなります。これは便利ですよね。大金をもって歩いていたら、なんだか落ち着かないです。もし、スリにあってしまったら、お金は返ってきませんし。

せっかくの海外旅行ですから、キャッシュカードを持って身軽になりましょう。

盗難にあっても、お金がなくなるリスクが下がる

また、キャッシュカードは盗難などにあっても、必ずお金がなくなるわけではありません。暗証番号がありますから、たとえカードを失くしてもお金を引きだせないからです。

たいして現金が盗まれてしまったときは、そうはいきませんよね。盗まれてしまえば、犯人をみつけないかぎり、お金はもどってきません。

それに銀行に連絡をすれば、すぐにキャッシュカードの利用を停止してくれます。海外は盗難にあう可能性が高まります。

国際キャッシュカードのデメリット【バックパッカー向け】

メリットがあればデメリットもあります。国際キャッシュカードのデメリットは2つ。

  1. 手数料がかかる
  2. 悪用される可能性がある

 

さっそくみていきましょう。

手数料がかかる

海外のATMをつかうには手数料がかかります。

この手数料は2つあって、ひとつはATMからお金を引きだすときの手数料。もうひとつは、両替手数料です。この手数料はわかりづらいのが難点ですよね。

たとえば、三井住友銀行なら引きだし手数料で108円。そして両替手数料として、換算レートに5%をプラスされます。

これは10,000円を引きだすのに、508円かかる計算になります。高いですよね。

ちなみに、このあとご紹介する新生銀行はぜんぶで手数料が4%かかります。それでもちょっと高いですが。

悪用される可能性がある

キャッシュカードはべんりですが、悪用される可能性もあります。盗難されて、お金を引きだされる。被害に合う人は少ないかもしれませんが、可能性はゼロではありません。

すこし脅かすようなことをかきましたが、たとえ盗難にあったとしても、必ずお金が盗られるわけではないです。ユーザーに故意がない場合は、被害額の全額を補償してもらえます。

もっとも、キャッシュカードが無くなっても、カード利用を停止すればもう平気です。それに、暗証番号が分からなければ、お金を引きだすことはできませんよね。また暗証番号は一定回数を間違えると、銀行はカード利用を停止してくれます。

このようにキャッシュカードには、良い点と悪い点があります。それをふまえたうえで、つぎからは、海外で役に立つキャッシュカードをおすすめします。

バックパッカーにおすすめのキャッシュカード(デビットカード)

ぼくがおすすめしたいのはこの2つです。

  • 新生銀行
  • 住信SBIネット銀行

 

さっそくみていきますよ。

新生銀行キャッシュカード

新生銀行キャッシュカード(おすすめ度★★★★★)

場所

サービス

内容

国内

ATM手数料

無料
(時間帯と回数制限なし)

利用できるATM

セブン銀行ATM、コンビニATMなど

振込手数料

無料
(1回/月)2回目以降は308円/回

提携サービス

Tポイント

海外

海外ATM手数料

無料
(海外ATMの設置金融機関が手数料を課金する場合があり)

海外の為替手数料

4.0%
(日本円換算した利用金額に応じたもの。
円換算のレートは、国際ブランド(Visa)が適用する当該通貨の円交換レート)

利用できる海外ATM

「VISA」「PLUS」マークの海外のATMによる現地通貨の引き出し

 

いちばんおすすめなのは新生銀行です。

まずは、国内で使うときの話をしますね。新生銀行がいいのは、なんといってもATM手数料が無料だからです。 しかも、土日祝日の24時間いつでも無料です。回数制限もない。すごいですよね。学生のときに横浜銀行でATM手数料をいくら取られたことか。

ぜひ生活費を引きだすカードとしてぜひ使って頂きたい。

また、振込手数料も月に1回はかならず無料です。これも嬉しい特典ですね。

 

つぎに、海外で使うときの話。

まず、海外のATMが使えることがいいですよね。その利用できるATMは200カ国に260万台以上あります。

多いのかすくないのかぱっと伝わりづらいですが、ぼくが旅した東南アジアでは問題ないと思います。とくにタイはどこにでも「PlUS」のマークがついたATMがありますよ。

しかしながら問題なのは、手数料ですよね。利用額の4%をとられます。つまり、10,000円分を海外から引きだすと、400円が手数料となります。

これはすこし高いかなとおもった方が多いでしょう。でも、そうでもないですよ。どの銀行も安くみせようと表現の方法や手数料をとる仕組みをかえていますけど、結局のところ、約3~6%の手数料をとっています。

住信SBIネット銀行デビットカード

住信SBIネット銀行デビットカード(おすすめ度★★★★☆)

場所

サービス

内容

国内

ATM手数料

無料
(2回/月以上)

利用できるATM

セブン銀行ATM、ローソンATMなど

振込手数料

無料
(1回/月、2回目以降は154円/回)

提携サービス

SBIポイント

海外

海外ATM手数料

無料
(海外ATMの設置金融機関が手数料を課金する場合があり)

海外の為替手数料

2.5%
(日本円換算した利用金額に応じたもの。)

利用できる海外ATM

「VISA」マークの海外のATMによる現地通貨の引き出し

 

住信SBIネット銀行もまじでおすすめします。こちらは、給与の受け取りや支払いなどのメインの口座として使って頂きたい。

その理由は、振込手数料が安いからです。また預金額が30万円を越えていれば月に3回も振込手数料が無料になります。ぼくが会計事務所で働いてきた経験上、住信SBIネット銀行をメインの口座にしている方は多くいるので、ぜひまねしてみてください。

 

では、本題の海外での使い方を話しますね。

とうぜんながら海外のATMを利用できます。利用できるのはVISAのマークがついたATMです。SBIは海外ATMの手数料が安いです。なんと2.5%です。海外では、SBIのデビットカードから生活費を引きだしてもいいかもしれませんね。

ただ、いいことばかりではありません。SBIのばあい、キャッシュカードはもう取り扱っていなく、デビットカードを発行することになります。ついお金をつかってしまうのでカードで決済をしたくない人にとってはよくないですね。

まとめ

話をまとめていきます。

さいしょに、日本と海外で使えるキャッシュカードを選ぼうと書きました。なぜなら、海外でもっともお徳なカードは、現地の銀行が発行するカードだからです。

つぎは国際キャッシュカードのメリットとデメリットについてです。

メリットは3つ。

  1. 海外ATMで現地通貨を引きだせる(両替できる)
  2. 大金を持ち歩かなくていい
  3. 盗難にあっても、お金がなくなるリスクが下がる

そしてデメリットが2つありましたね。

  1. 手数料がかかる
  2. 悪用される可能性がある

さいごにおすすめのキャッシュカードとデビットカードを紹介しました。

新生銀行は、国内のATM手数料がいつでも無料なので、生活費を引きだすカードとして使用するのにおすすめでした。もちろん海外のATMでも使えます。手数料は引きだす金額の4%です。

住信SBIネット銀行は、振込手数料が安いので、メインの口座として利用するのがおすすめでした。また海外のATM手数料も2.5%とやすい。ただし、キャッシュカードではなくデビットカードになるので、お金の管理はしっかり確認してください。

あとがき

じつは今回紹介したカードは、どちらもネット銀行のものです。はじめてネット銀行で口座をつくるときは、多少なりとも不安なものです。おそらくセキュリティ問題のことを考えている人が多いでしょう。

ぼくもそのうちの一人でした。もう3年以上、ネット銀行を利用していますけど、不安に感じたことはないです。それに、もし不正取引をされてしまっても補償がありますよ。

 




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ABOUTこの記事をかいた人

ピースボートに乗船して17カ国で400人の外国人にモットーを聞いてまわりました。 旅の醍醐味は人との出会いだと信じています。 村上春樹とパールジャムといぬが好き。走ったり泳いだりしてます。