旅をする前に読みたいおすすめな本【教養】

こんにちは。モトです。

海外を旅すれば、おのずと歴史が気になり始めます。たとえば世界遺産を訪れたとき、その背景が気になります。どういう歴史があって、この建造物ができたんだろうと疑問に思う。

アユタヤ遺跡に行くと、頭部を破壊された仏像を数多く見ました。

モト
でもどうして仏像の頭を破壊しちゃったんだろう
マルタ
争いがあったからよ。歴史をいえば、どの時代もまず襲撃されるのは、寺院や教会とか、知識が蓄えられている場所だわ
モト
なるほど

【ナンパ成功!?】仏像が木の中に眠るアユタヤ遺跡をポルトガルの女性と旅する

歴史を考えると言っても、ひとつの方面から分かるような簡単な話ではないと考えています。歴史学、政治学、地理学、経済学、軍事学、文化学、科学、宗教学、哲学などの様々な視点を持って考える必要がある。

アメリカで流行っているリベラルアーツですね。日本では教養と言われてます。

とは言っても、各分野の歴史を把握するにはとんでもない時間がかかりそうです。そんな時間は、正直になところ、ない。

ざっくりでいいから、全部の学問に目を通したい。そう感じた方に、僕がおすすめしたいのが図鑑です。

ただ文字を読むだけでなく、絵や写真を見ながら視覚的にも読めるので、寝る前にちらっとみるだけでもいいと思います。

図鑑で各分野ごとの歴史を見ていくと、小学校の頃を思い出せて楽しい。そういえば、こんなこと教わったなと思い返せます。

科学の図鑑に書いてあった印刷技術の発展の話をします。

昔はコピー機などなかったので、手で書いて本を複製していたそうです。後のルネサンス期にグーテンベルクさんが印刷技術を発明して、たくさんの本を早く印刷できるようになった。

その結果、本を通じて、人々に新しい考え方が広まりました。

僕らの時代みたいですよね。インターネットで、素早くかつ大勢に、新しい考え方が広まる時代。

このように歴史をひも解いていくと、今の時代に活かせそうな知恵が見つかったり、新しいひらめきがあるかもしれない。

だいぶ長くなりました。さっそく紹介します。

歴史:世界史 上 ウィリアム・H. マクニール

世界史はこの一冊で十分です。上下巻でざっくりと世界の歴史を教えてくれます。もっと詳しく知りたくなった方は、その時代ごとに専門書を本で頂くのがいいと考えています。

僕としては、人類が馬に初めて乗った話が印象的でした。

どうして人が馬に乗ろうと考えたのか、明確な理由は定かではないようですが、とにかく人は馬に乗ることを覚えた。やがて人は、モノを運ぶときに円形にすると有効にことが運ぶことを学び、車輪をつくり出します。そしていつからか、馬に荷車を引かせるようになります。

いまや当たり前だと考えていることが多いですけれど、先代からの知恵が受け継がれてきていることを再確認できます。

科学:サイエンス大図鑑

科学は、日常生活に大きな影響を与えるので、この本も手もとに置いて損はないはずです。

冒頭で、印刷技術の発展が、人々に新しい考え方を伝達するのに一役かったと書きました。

他には産業革命時の新しい機械の発明があります。機械が製造業の生産性をあげ、列車が物資の運搬を加速させました。新しい技術が発明され、人々の生活に、それが活かされると、生活の様子がガラリと変わることが分かる。

今の時代だと、コンピュータです。次の時代は、ロボットですかね。

宗教:宗教学大図鑑

海外に出れば、宗教の話をさけてはゆけません。1度は必ず宗教の話がでます。そういうときに、基本的な知識はあった方がいいです。イスラム教、 キリスト教、儒教、ヒンズー教、仏教などたくさんありますけど、さわり程度の知識で十分です。

日本の宗教を考える

とくに知っていた方がいいのは、日本の宗教についてです。日本は、おもに仏教と神道ですよね。

外国人は、神道について興味を持っている人が多いので、説明できるくらいの知識があると、議論が深まって有意義な時間を過ごせます。

哲学:哲学の図鑑

哲学は、歴史と深く関わっているので、ぜひ知っておいてもらいたいです。哲学は難解でとっつきにくいイメージがありますが、本書は押し絵をつかった要約が読めます。ぜひ哲学にも関心を寄せてほしい。

ソフィーの世界

この小説を読めば、哲学の大まかな流れは知ることができます。はじめて哲学の本を読む方に勧めたい一冊です。正体不明のある哲学者とソフィーの文通をつうじて、哲学の歴史を学べる物語です。

児童書という位置づけをされていますが、僕は社会人になってから読みました。厚みのある本ですけれど、読みやすいので、読み切るまで時間はかからないです。

経済:経済学大図鑑

一つの家庭に一冊あっていいと思います。経済学の歴史がざっと分かる図鑑です。

全体像をつかむにはこの一冊で十分です。とくに重要なのは資本主義。

芸術:世界の美術

美術館に行く前にすこし読んでおくだけでも、美術を十二分に楽しめます。とくに絵画の技法が豊富です。今年の話をすると、僕は乃木坂にある新国立美術館でダリ展に行ったときに、この本を読み返しました。

あとがき

歴史の文脈を感じながら、旅ができたら素晴らしいですよね。

テレビはほとんど見ないのですが、ブラタモリって番組はゆるくて学びがあって面白かったです。タモリさんが旅をしながら、その土地に歴史について推察していく。この番組のように、ただ観光して美味しいものを食べるだけじゃなくて、その土地の歴史を考えてみると、深みのある旅になると思います。




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ABOUTこの記事をかいた人

ピースボートに乗船して17カ国で400人の外国人にモットーを聞いてまわりました。 旅の醍醐味は人との出会いだと信じています。 村上春樹とパールジャムといぬが好き。走ったり泳いだりしてます。