洋書を読むならレイモンドカーヴァーの短編小説がおすすめ

洋書を読んでいる人を見つけるとかっこよく見えますよね。

スタバでブラックコーヒーを飲みながら洋書の小説を読む人。カフェでマックのパソコンで作業をする人と同じくらいイケているように見えます。

だけど、本当に理解しているのでしょうか?

英語で読んでちゃんと理解できているのか。答えはノーでありイエスです。初めて読む作家の小説は文体や言い回しに慣れるまでよくわからないことがあります。

それでも僕は読み進めますけどこれは好みです。単語を一つひとつ調べながら読むことを勧める人もいることでしょう。

知らなかった方もいると思うのですが、辞書を開かなくてもだいたいの意味が分かる小説もあります。難しい単語がなく文法もシンプルだから読みやすく理解しやすい。それでいて面白い。そんな小説を書く作家がいます。

もう誰だかお分かり頂けているとおもいますが、レイモンド・カーヴァーがその一人です。

彼は短編小説の名手です。簡素な文体で書き上げた短編を多く残してくれました。

この記事ではぼくが読んできたカーヴァーの短編のなかで面白くかつ辞書がなくても理解できる小説を紹介したいと思います。

洋書を読むならレイモンドカヴァーの短編小説がおすすめ

レイモンドカーヴァーの短編小説ではなくても、はじめて洋書を読む人には短編小説がおすすめです。とくに一人の作家の作品を読むことを勧めます。

理由は3つです。

  1. すぐに最後まで本を読み切れる
  2. 面白い小説は繰り返し読みたくなる
  3. 同じ作家の作品だから文体に慣れてきて読みやすい

まず、短編小説は短いのですぐに読めます。通勤電車のちょっとした時間でも、1つ、2つの短編小説を読むことができます。

また、面白い短編小説なら繰り返し読みたくなります。ニュースでは繰り返し読みたいと思わないですよね。楽しく英語を学ぶためにも短編小説を読むことは良いのです。

そして、同じ作家の作品を読めば、その文体に慣れてきて読むスピードが上がっていきます。よく使われるフレーズや単語が反復されるからです。

実際、僕は好きな作家の洋書の小説を繰り返し読んだだけでTOEICの点数が100点上がりました。

さてそれではレイモンド・カーヴァーについて紹介していきます。

Popular Mechanics ある日常的力学

I want the baby, he said.

Are you crazy?

Popular Mechanics

まずはこの短編を読んで頂きたい。とにかく短くて、わかりやすく面白い作品です。

物語は家を出ていく夫と取り残されてる妻が赤ん坊を奪い合う話です。

英文のリズム感をこの短編から感じてほしい。この作品の面白いのが会話文でもクォーテーション・マーク””が使われてないところです。それでいて会話文であることは一目瞭然。”I want the baby”というセリフが反復されているのが印象的です。

“What We Talk About When We Talk About Love”に収録されています

A Small, Good Thing ささやかだけど、役に立つこと

“Scotty,” the man’s voice said. “It’s about Scotty, yes. It has to do with Scotty, that problem. Have you forgotten about Scotty?” the man said.

A Small, Good Thing

この作品もまじでいいですよ。

幼い男の子が誕生日に交通事故に合ってしまう話です。

パン屋の男が登場するのですが、最後にとても感動的な気持ちになれると思います。仕事が忙しい人に立ちどまって読んで頂きたい作品です。

「象」というタイトルで別のバージョンも発表されています。

“Cathedral”に収録されています

What we talk about When we talk about love 愛について語るとき我々の語ること

“and it ought to make us feel ashamed when we talk like we know what we’re talking about when we talk about love.” 

What we talk about When we talk about love

この作品も間違えなく素晴らしい。

2組の夫婦が何気ない会話から、やがて愛について語り始める物語です。

物語はとくに大きな進展もなくすすむので最初に読み終わったときはなんでこの作品が短編集のタイトルを飾っているんだと思うくらいでした。

それから時間が経って、僕はこれまでに「愛について語るとき・・・」を10回以上は読んでいると思います。それくらい何か惹きつけられるものを感じました。繰り返し言いますが大きな進展はないです。

What We Talk About When We Talk About Love

Cathedral 大聖堂

A blind man in my house was not something I looked forward to.

Cathedral

この作品も素晴らしく感動的な結末を迎えます。

ある夫婦の家に盲人が訪れる物語です。

妻の知り合いの盲人なのですが夫は好ましく思っていません。皮肉的な考えを盲人にたいして抱いています。

盲人が登場する物語はヘミングウェイでもカポーティでもありますが、カヴァーのこの作品が一番素晴らしい。

Cathedral

Neighbors 隣人

“Was I gone so long?” she said.

“Well, you were,” he said.

“Was I?” she said.

Neighbors

ある夫婦がお隣に住む夫婦が旅行に行っている間に彼らの家の管理を任される話です。

人の家で勝手なことをやらかしはじめます。普段は無意識だけどどの男にもありそうな欲望も垣間みられる。最後に妻が不安になる様子がうまく表現されています。

“Will You Please Be Quiet, Please?”に収録されています

Where I’m Calling From ぼくが電話をかけている場所

And then she asks the friend if he wants to kiss her. “It’s supposed to bring good luck,” she says.

Where I’m Calling From

アルコール中毒の施設にいるJPという男が煙突掃除の業者の彼の奥さんとどのように出会い、そして離婚をしたのかが語られる物語です。

主人公の「僕」もおなじくアルコール中毒の施設にいます。物語の最後に「僕」は電話をかけます。カーヴァー自身もアルコール中毒者だったので、作家にとっては思い入れのある作品のようです。

Where I’m Calling From

あとがき:洋書を読むならレイモンドカーヴァーがおすすめです

どんな目的であれ一度は洋書を読んでみてほしいと思います。洋書を読むのに早すぎることも遅すぎることもないです。

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ピースボートに乗船して17カ国で400人の外国人にモットーを聞いてまわりました。 旅の醍醐味は人との出会いだと信じています。 村上春樹とパールジャムといぬが好き。走ったり泳いだりしてます。