「パール・ジャム」ってアーティストを知っていますか?僕はパールジャムが大好きで2016年はずっと彼らの曲を聴いて過ごしていました。
「パールジャムのおすすめアルバムと曲はなに?」
「パールジャムで歌詞がいい曲を知りたい」
上記のような疑問にお答えしようと思います。
ところで、僕は歌詞から好きになるタイプなのですが,パールジャムに関しては、歌詞とサウンドの両方好きです。記事を書いていて、あれ歌詞の意味をよく分かってなかったけど、この曲好きだ、と気づかされることが多かったです。
パール・ジャムはどんなアーティスト?
パール・ジャム (Pearl Jam) とは、アメリカ ワシントン州 シアトル出身のロックバンドである。グラミー賞受賞、アルバム4枚がビルボード誌に初登場1位(2013年時点)、CDセールス最速記録がギネスに認定されるなど、社会的・商業的成功をおさめている。
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アメリカではとても有名ですが、日本ではなぜか認知度が低い。
- ジャンルはおもにオルタナティブ・グランジ・ハードロック
- アメリカのシアトルのバンド
- 1990年頃から現在まで活動している
1990年と言ったら僕が生まれた年なので、けっこう長く活動しているバンドです。
パールジャムのデヴューアルバムは「Ten」
『Ten』は、アメリカ合衆国のロック・バンド、パール・ジャムが1991年に発表したデビュー・アルバム。全米Billboard 200では最高2位、全英では最高18位を記録した。本作は2013年2月にニールセン・サウンドスキャン調べでアメリカにおける累計販売枚数が1000万枚に到達。
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パール・ジャムはデヴューから大成功を納めています。このアルバムで収録されている曲は11つ。
- Once
- Even Flow
- Alive
- Why Go
- Black
- Jeremy
- Oceans
- Porch
- Garden
- Deep
- Release
どれも素晴らしいけど、有名なのは「Jeremy」
この曲の歌詞は実際に起きた事件を元に書かれています。当時、高校生だったジェレミー君が学校の教室のクラスメイトの目の前で、拳銃自殺をしました。
King Jeremy The Wicked
Ruled his world
歌詞には、ジェレミー君の家庭での様子も描写されています。
3部作のストーリーも収録されている
「Alive」と「Once」と「Footsteps」(FootstepsのみTenには収録されていません)は3部作のストーリーになっています。
まず、Alive
ある息子が母親からいまの父親は実の父親ではないことを、告白されます。実の父親はもう亡くなってしまったと。
Son, she said, have I got a little story for you
母親は長年悲しみに暮れる。再婚はしたけれど、もう最愛の人には会うことができない。
やがて自分の息子が大きくなり、母親は息子に亡くなってしまった最愛の夫を重ねて始めます。
そして狂気が芽生えてしまう。近親相姦。なんと母親が息子を犯します。
とうぜん息子は混乱する。思春期に、実の父が亡くなっていたことを知らされ、挙げ句の果てに母親に犯されるのだから。そして絞り出すように出てくる息子の言葉は、
I’m still alive
サビで何度も反復されるのが印象的です。
つぎにOnce
母親に犯され、息子の人生は狂い始める。もう元にはとても戻れない。
彼はやがて狂気に満ちた連続殺人犯に変貌してしまう。
サビでは息子の後悔の念が繰り返し歌われる。
Once upon a time I could control myself
Ooh, once upon a time I could lose myself, yeah.
最後にFootsteps
この曲で息子は刑務所で留置されています。
I did a what I had to do. If there was a reason, it was you.
ここの「you」はおそらく彼の母親ですね。彼女のおかげで彼の人生は狂い始めてしまったのですから。
パールジャムの2ndアルバムは「Vs.」
『Vs.』 (ヴァーサス) は、アメリカのロック・バンド、パール・ジャムの2nd アルバム。1993年にリリースされ全米Billboard 200では初登場1位を獲得、その後5週間に渡ってその位置を保ち続けた。そして、このアルバムはアメリカ国内で発売後1週間の間に95万枚を売り上げ、この数字は2000年にリンプ・ビズキットに破られるまでは、ビルボード誌における歴代最高の数字だった。
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とにかく売れたアルバムだということはお分かり頂けると思います。
このアルバムには12曲が収録されています。
- Go
- Animal
- Daughter
- Glorified G
- Dissident
- W.M.A
- Blood
- Rearviewmirror
- Rats
- Elderly Woman Behind The Counter In A Small Town
- Leash
- Indifference
このアルバムは名曲ぞろいなのですが、僕がとくにおすすめな曲を紹介します。
Elderly Woman Behind The Counter In A Small Townは絶対聴いてほしい
この曲は歌詞が素晴らしすぎる。アルバムにはストーリーテリングの曲が3曲あって、一つは「Daughter」。もう一つは、「Dissident」で、最後が「Elderly Woman…」です。
歌詞は田舎町の年老いた女性について書かれています。
彼女はその生涯を一人で送り、さらに住む町から一歩も出たことがない。そんな彼女の人生の終わりが近づいていることにやがて気づきます。
lifetimes are catching up with me
このサビの反復がたまらなくいい。
hearts and thoughts they fade, fade away…
ライブでもよく歌われている名曲です。
やっぱりDaughterも聴いてほしい
「Daughter」は学習障害のある娘がその両親に病気を理解してもらえず虐待にあう曲です。「Elderly Woman…」と同じく歌詞はストーリーテリングになっています。
mother reads aloud, child tries to understand it
tries to make her proud
母親のメンツをたもつために、子どもは教育されていく。
the shades go down, it’s in her head
painted room… can’t deny there’s something wrong…
母親も薄々気がついているけど、認めることができていない。母親の期待が、彼女を苦しめています。
don’t call me daughter, not fit to
the picture kept will remind me
サビで娘の悲痛が繰り返し歌われます。
ああなんて良い曲なんだ。
パールジャムの3rdアルバムは「Vitalogy」
『バイタロジー (生命学)』 (原題: Vitalogy) は、アメリカのロック・バンド、パール・ジャムの3rd アルバム。
プロデューサーはブレンダン・オブライエン。それまでの作風と大きく異なり、パンク的手法を中核に据えた上で、音楽的な表現の豊かさもみせている。このアルバムは当初はビニール盤が発売され、2週間遅れてCDおよびカセットテープが発売されるという異例のリリース形態が採られた。作中にもCDを否定しビニール盤を推奨する内容の曲がある。
僕が初めて買ったパール・ジャムのアルバムです。
このアルバムで収録されているのは14曲。
- Last Exit
- Spin the Black Circle
- Not for You
- Tremor Christ
- Nothingman
- Whipping
- Pry, To
- Corduroy
- Bugs
- Satan’s Bed
- Better Man
- Aye Davanita
- Immortality
- Hey Foxymophandlemama, That’s Me
Better Manを聴いて下さい
この曲も素晴らしい。ボーカリストのエディ・ウェダーが高校生のときに書いた曲です。
ダメな男といつまでも付き合ってまう女性を歌っています。
She lies and says she’s in love with him, can’t find a better man…
とくにライブが素晴らしくて、ぜひ一度観てほしい。
Nothingmanが心にしみます
女性と別れた男の後悔が綴られた曲です。
some words when spoken…can’t be taken back…
walks on his own…with thoughts he can’t help thinking…
そう、一度口から出た言葉は後には戻せない。散歩をして気持ちを紛らわそうとしても、考えが頭から離れない。
nothingman…
nothingman…
isn’t it something?
nothingman…
何もない男はビートルズの「nowhereman」みたいですね。全然歌詞も曲調も違うけど。
次からはシングルの曲とカバー曲も紹介します。
シングルCDのJeremy
3曲収録されています。
- Jeremy
- Footsteps
- Yellowledbetter
ここまで読んでくれた方はアルバム「Ten」の3部作目「Footsteps」を紹介してくれるだろうと思うかもしれない。だけど、ぼくがここで紹介したいのは「Yellowledbetter」です。
この曲、やばいです。
歌詞が未知なYellow Ledbetter
Yellow Ledbetterは本当に素晴らしくて深みがある一曲です。そのワケは、誰もこの曲の歌詞のほんとうの意味が分からない点にあります。
この曲名はボーカル、エディ・ウェダーのシカゴにいる友達に由来した。多くのファンがそれぞれの解釈を持っているなか、もっとも広まっているは次のような解釈だ。「ある人が手紙を受けとった。それは彼もしくは彼女の兄弟が異国で行なわれた戦争で亡くなったという知らせであった。」
ウィキペディアを僕が翻訳しました
はじめてこの曲を聴いたとき、どうしてこの曲に人気があるのか分からなかった。
だけど歌詞を読んで、その意味を想像して、この曲の魅力を理解しました。こりゃみんな好きになるわと。ライブの最後によく歌われていますよ。(ライブだと歌詞がそれぞれで異なります)
can you see them out on the porch? Yeah, but they don’t wave.
But I see them round the front way
この曲は謎めいているからこそ惹きつけられます。
ライヴだと最後にギターソロがあります。
ボーカルのエディーが力尽きたようにフェイドアウトしていく姿も味があっていい。
カバー曲でおすすめは3つ
この3曲は本当におすすめです。ぜひ聴いてみてほしい。
- “Last Kass” by Wayne Cochran
- “Baba O’Reily” by The Who
- “Rockin’ In the Free World” by Neil Young
“Last Kass” by Wayne Cochran
ここからはカバー曲です。パールジャムの自身の曲ではないですけど、素晴らしいので躊躇することなく書きます。
歌詞はストーリーテリングになっています。
まずはサビの歌詞を読んで頂きたい。
Oh, where oh where can my baby be?
The Lord took her away from me
She’s gone to heaven, so I got to be good
So I can see my baby when I leave this world.
この曲はドライブデート中に交通事故で亡くなった彼女に向けて歌われています。曲調のポップさと悲しみにみちた歌詞が光と影のような関係を表現しています。
とくに最後のこの一節は、胸にこみ上げてくるものがある。
I lifted her head, she looked at me and said
“Hold me darling just a little while.”
“Last Kiss”はメッセージ性が強くて、その事故の様子を想像させる力を持っています。この曲はぜひ歌詞を読みながら聴いて下さい。歌詞を知らずに聴いていても、普通のポップソングと勘違いします。
“Baba O’Reily” by The Who
この曲は勢いと狂気を感じます。10代の青年について歌われている曲。
”Baba O’Reily”からはエネルギッシュで若い世代の勢いを感じれる。リズムもアップテンポです。
歌詞もキザな台詞がふんだんに盛り込まれています。
Out here in the fields
I fight for my meals
メシのために闘うなんてかっこいいな。
Put out the fire
Don’t look past my shoulder
退路を断とうとしている気持ちが伝わります。
Let’s get together
Before we get much older
どっぷり大人になる前に一緒に旅に出ようと言われている気がする。
“Rockin’ In the Free World” by Neil Young
この曲はライブでよく歌われています。歌詞は社会風刺を連想させる言葉が並べてある。なぜならこの曲はアメリカの低所得者が生活に困窮している様子を歌っているからだ。
There’s a lot of people sayin’
we’d be better off dead
調べてみると、初代ブッシュ大統領と共和党政権への批判として歌詞が書かれていたことが分かります。さらに作曲で参考にされたのはジェシー・ジャクソンの「Keep Hope Alive」というスピーチや1988の大統領選でのジョージ・ブッシュのスピーチだそうです。
僕には政治的なことはわからないけれど、強いメッセージ性のある曲だということは伝わる。
Keep on rockin’ in the free world,
Keep on rockin’ in the free world
いまできることを続けていこうと言われている気がします。
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たとえば僕がよく聴いているのは、
ライアン・アダムス、トム・ペティ、レナード・スキナード、R.E.M.、トム・ウィッツ、ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ガンズ&ローズ、セロニアス・モンクなど…
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あとがき:パールジャムのライブアルバムも聴いてみてください
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