こんにちは、モトです。
TOEICのリーディングは鬼門ですよね。
なかなか点数が上がらない。リスニングはすんなりできるのに。そう思いませんか?
いまこの記事を読んでくれているあなたはTOEICリーディングの点数を上げたいと思っているはずです。おそらく就活、転職もしくは昇格するため、はたまた海外勤務を目指しているからかもしれません。
TOEICの点数があがれば大きなチャンスをつかめるかもしれない。ぼくの話をすれば、TOEICで800点もっていたおかげで経験が浅いのにもかかわらず外資系会計事務所ではたらくことができました。
だから、この記事の読んでくれている方にもTOEICの点数をあげてもらいたい。そしてすばらしいキャリアを歩んでほしい。ただし、ぼくが教えるリーディングのコツはとっても簡単ですが、すこし変わっています。というのは勉強が得意ではない人におすすめする方法だからです。
勉強が得意な人は参考書と公式問題集を往復していればあっというまにTOEICで800点取れるでしょう。だけど、ぼくのように勉強が好きじゃない人はそうはいかない。
この記事で説明するTOEICの点数のあげかたは洋書の小説を読むことです。たったこれだけ。ぼくは洋書の小説を読むだけでリーディングの点数を100点あげました。
普通に勉強してきてもTOEICの点数が上がらなかった方にぜひ読んでいただきたいと思います。
TOEICリーディングのコツは洋書の小説を読むこと
参考書と過去問を勉強してきた人で高得点とれないとき、頭のいいエリートたちと同じように学習をしてもダメですよ。
ぼくらのような凡人は楽しく学ばなければいけないのです。
早い話がひとまずテストのことは一旦忘れて、英語をぞんぶんに楽しんでください。その方法のひとつが洋書の小説を読むことです。
洋書を読むほうがテスト勉強するより楽しいですよね。そして、実用的な試みでもあります。なにせテストは理解度を判定するために作られたものであくまで通過点なのですから。
だったら、通過点である「TOEIC」に向かうのではなく、ゴールである「洋書を読むこと」をめざしてください。それも楽しみながら目指しましょう!こちらのルートの方が遠回りにみえて近道になります。
そんなこと言われても、いま欲しいのはビジネス英語力を試すTOEICの点数だよ、と言われてしまいそうですが大丈夫です。
小説を英語で読むだけでリーディング力は飛躍的にあがります。ぼくはこの方法でリーディングの点数が100あがりました。そのあいだいっさい勉強をしてないです。
好きな洋書の小説を選ぶ
好きな作家の小説を英語で読んでみましょう。もちろんビジネス本でもかまわないのですが、ぼくは物語が好きなので小説を読みます。コツは好きなの本であることです。とにかく好きな本を手にとってください。
どうして好きな本を読んでほしいかというと、好きな本だったら無理なく続けられるからです。もし興味のない英字新聞を読んでいるのだとすれば長くは続かないはずです。それは勉強とおなじで苦痛に感じてしまう。
いかに英語を楽しむことができるかがコツになります。
よくをいえば文法が難しくなくページ数の少ない本を選ぶといいですよ。そのほうがちょっとした空き時間に読み終えることができますし、読み終えた達成感もえられます。
なにを読んで良いかわからない人はとりあえずレイモンド・カーヴァーの短編小説を読んでください。このあとでかんたんに紹介します。いまはどのように洋書を読むべきかをしっかり理解しましょう。
繰り返し読むこと
好きな本を選んでもらったもう一つわけは何度も読み返して欲しいからです。1度読んで満足しないでください。何度も読み返すことがもっとも重要です。小説の書き出しを暗記できるくらい読むと最高です。
繰り返し読むと作者の文体に気づくことができます。気づくと言うよりは慣れていくと言ったほうが正確かもしれません。そして作者の文体に慣れていくと英文を読むスピードがぐっとあがります。
とうぜんながら読むスピードがあがれば、ひとつの作品を読み終える時間も短くなります。すると洋書を読み終えた達成感をかんじて、英語を学ぶモチベーションを保つことができる。
このサイクルが繰り返されていくのでどんどんリーディング力が向上していくのです。
もし、同じ本を読み返したくないと思うひとがいるとすれば、音楽について考えてください。
たとえばパール・ジャムが好きだったら彼らの曲を何度も聴くとおもいます。小説もおなじです。好きな物語はなんども読んでいいんです。
これは映画でもそうです。好きな作品は繰り返し観るべきですよ。かならず新しい発見がありますから。
英字新聞はおすすめしません
ビジネス英語力を身につけたいと考えている人でも英字新聞を読まないほうがいいです。まず続きませんし読んだところでリーディング力は身につかないと思います。
なぜそう言えるのかというと、繰り返し読まないからです。英字新聞の目的は最新の情報をつたえるためですよね。
たとえば、アメリカでユナイテッド航空の社員によるストがあったとか。ほとんどの人が「そうなんだ」と思うだけだとおもいます。
そのニュース記事をもう一度読み返すことはまずない。これはすごくもったいないんです。せっかく調べた単語や理解しようとした英文構造を1回だけ学んでそれ以上利用しないのですから。
ここまでがTOEICリーディングの点数を上げるコツでした。つぎから洋書の小説を読むメリットを考えていきます。
洋書の小説を読むことで得られるメリット
洋書の小説を読むことのメリットはおもに3つです。
- 英文を読むことに抵抗感が無くなる
- 英文を読むスピードがあがる
- 女の子に話しかけられる
TOEICの点数もあがりますし、実践的な英語力もみにつく。洋書の小説をよむことはいいことづくしです。
また気軽に洋書を読んでいる日本人はすくないので女の子から声をかけられます。そう、モテるとおもいます。
英文を読むことに抵抗感が無くなる
好きな洋書を繰り返し読んでいると、英文にたいする抵抗感がなくなっていきます。つまり、英文に慣れてくるんですよ。英文に慣れてくれば読んだことのない筆者の文章でも読む気持ちになれます。この読む気持ちになれるというのが意外に役立ちます。
ぼくが思うに、多くの日本人は読もうとすれば英文を読めます。ただ本当にじぶんの解釈が正しいのか不安になってしまい、読み続けるきもちが失われてしまっている。
つまり、能力はあるけれど英文を読み続けるほどモチベーションが続かないのではないでしょうか。ぼくはそう考えています。
これを解決するにはおなじ洋書の小説を繰り返し読むことが有効な手段になります。なんども読み返していれば、とうぜんながら意味をちゃんと理解したいと思うようになります。英文の免疫力も高まっていきます。
英文を読むスピードがあがる
好きな洋書を繰り返し読んでいると、文体に慣れてくるので読むスピードがぐっとあがります。
さいごに受けたTOEICでリーディングの時間があまりました。今までさいごまで解けたことがなかったのに。
これにはちょっと驚きました。それと同時にむなしくもなりました。だって参考書とにらめっこしてないで、面白い小説を読んでいるだけでリーディング力がついていたのですから。
女の子に話かれられる
予想外のことでした。洋書の小説を読んでいると、人から話しかけられることが増えます。
たとえば職場で休憩時間に洋書を読んでいると同僚からよく話しかけられました。ほかにはゲストハウスで洋書を読んでいると、それをきっかけに女の子と話すことができました。
じぶんの中では日常的なことになっていたけど、洋書を読む日本人はまだまだ少ない。
TOEICで点数をあげたい人におすすめする洋書の小説
きっと忙しい日々を過ごしているとおもいますので、すぐに読みきれる短編小説を読むことをおすすめします。
世の中には通勤、通学の電車内で5分もあれば読める短編小説があります。それでいておもしろい。ほとんどの人は知らなかっただけで、じつはあるんです。
町の本屋さんに置いてある洋書といえば、せいぜい日本の小説の英訳と最近はやりの洋書だけ。あとは児童向けのペンギンリーダーズですかね。
こういう英語学習向けの本は読まなくて大丈夫です。英語を学習しているという感覚から離れましょう。
英語を楽しむ!だからいきなり有名な小説を読みましょう。そのほうが楽しいです。
洋書がはじめての人ならレイモンド・カーヴァーがいいですよ。
かなでも”Popular Mechanics”はとても短いので、ぜひ読んでいただきたい。グーグルで「popular mechanics Raymond carver pdf」と検索していただければ取り急ぎ無料で読めます。
これだけ短くてわかりやすい小説なら読めそうだと思っていただければ本を買ってみてください。
ビジネスに感化された英語の参考書を買うより安くて実用的な買い物になります。
ほかにもおすすめの洋書の小説を紹介している記事があるので、あわせてよんでもらえればと思います。
レイモンド・カーヴァーの本を探してみたい方はこちらをどうぞ。
初心者のかたでも読み切れる短編小説からこちら
長編小説も読んでみたい方はこちらをどうぞ。どれ自信をもって面白いといいきれる物語です。
まとめ
さいごに覚えておいてほしいポイントだけ振り返ります。
TOEICリーディングで点数をあげるなら洋書の小説を読みましょう。たったこれだけです。参考書はいらない。
コツは、
・好きな小説を選ぶこと
・繰り返し読み返すこと
の2つだけ。これなら簡単ですよね。好きな小説を繰り返し読み返すだけでTOEICリーディングが100点あがります。
勉強が得意なひとは参考書をかたてにテストに望んでださいね。その方が早いですから。
でも、勉強や英語が得意でないひとは洋書の小説を読んでください。ぼくがそうだったようにその方法のほうが早いですし実用的です。
あとがき
TOEICリーディングについて書いてみました。ここまで読んでいただいたのにがっかりさせるようで申し訳ないのですが、TOEICは実務のうえであまり役に立たないです。
外資系会計事務所で毎日50件ちかくの英文メールをさばき、どうじに会計資料を作成する業務にたずさわって感じたことです。
TOEICより好きな洋書を読んできた経験のほうがずっと役に立った気がします。
たとえば毎日英文を読むことにはすでに慣れていました。英文メールのライティングはじめてでしたけど、たくさんの英文にふれていたので抵抗はなかったです。むしろかんたんでした。すぐに慣れましたし楽しかった。
やっぱり英語は楽しむことが一番だいじだと思います。
TOEICが実務上あまり意味はないと書きましたが、就活や転職などでは大いに役に立ちます。アピール材料としてすごく有効です。
ぼくはTOEICで810点持っているおかげでビック4のPwCとデロイトとEY と面接までさせてもらいました。会計の資格は簿記2級しかなく、会計事務所経験もたったの1年だけなのに。
それだけ英語にたいする嫌悪感がなくグローバルに働ける人材を大手企業が求めているといえるでしょう。TOEICで高得点をとったことをきっかけにグローバルなキャリアの道が開けた人がいるとしたらとても嬉しいです。
今度は大手企業に転職するときの面接のコツも書きたいと思います。