旅に出たくなるおすすめの小説の7選

こんにちは。モトです。

同じことの繰り返しの日々を過ごしていると、ある日、急に旅にでたくなる。
なんとなくつまらなくて、面白いこと何か起こらないかなと思って、旅を考える。

旅に出たくなるような本を紹介します。

1.遠い太鼓  by村上春樹

やがてそんな夏も終わり、人々がぽつぽつと街に帰ってきた。車も増え始め、またたくまに道路は車でいっぱいになった。二重駐車を告発するクラクションが街に響きわたる。またいつものローマが戻ってきたのだ。

遠い太鼓

3年間かけたヨーロッパ旅行記です。
この旅行記を何度も読んで、いつか旅に出ようと、気持ちを募らせたことをよく覚えています。

僕は、ギリシャでアパートを借りる話と、ローマの地下にある部屋を耐え忍ぶ話と、たしかオーストリアの途中で車が故障して奥さんが怒る話が好きです。

最初から読むのではなくて、好きなページから広い読みされるといいと思います。かなり分厚い本です。

2.移動祝祭日 byアーネスト・ヘミングウェイ

“If you are lucky enough to have lived in Paris as a young man, then wherever you go for the rest of your life, it stays with you, for Paris is a moveable feast.”

移動祝祭日

「移動祝祭日」はエッセイです。ヘミングウェイが若い頃に過ごしたパリの街並を描いています。

パリに行きたくなること間違えなしです。僕はフィッツジェラルドとのやり取りの話が好きです。

3.日はまた昇る byアーネスト・ヘミングウェイ

“I can’t stand it to think my life is going so fast and I’m not really living it.” 

日はまた昇る

「日はまた昇る」はわくわくするような旅の物語ではなく、日常を描いた作品です。

物語のなかでフランスとスペインに旅行にいくのですが、読んでいるとぜひ行ってみたくなります。ワインを飲んで、パリを歩いたり、スペインに行ってシエスタを堪能したい。

4.アフリカの日々 byアイザック・ディネーセン

“You know you are truly alive when you’re living among lions.”

アフリカの日々

この小説を原作にした映画がアカデミー作品賞を受賞しているので、知っている方も多いかもしれません。

裕福なデンマーク人がアフリカで酪農を始める話です。

どの作品かは忘れてしまったのですが、ヘミングウェイも絶賛していました。僕もこの小説が大好きです。

部族同士の衝突など面白い話はたくさんあるのですが。とくに、主人公がデンマーク語をたくさん話すシーンが共感できました。

アフリカの農場にめずらしくデンマーク人の来客があったのです。異国の地で、異国の言葉だけで話していたので、主人公は、母国語を求めていました。母国語を使って話せる相手がいる喜びがうなずけます。

5.アルケミスト byパウロ・コエーリョ

「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方がもっと大切になってしまうのだ」

アルケミスト

この本と出会ったときをよく覚えています。学生の頃、吉祥寺の古本屋で偶然見つけました。表紙がいいなと思って読み始める。どんどんページが進む。すぐに買おうと思いました。たしか値段は200円。

内田樹さんのどこかの本で、本と目が合うという話を読んだことがあって、僕にとってはまさにそれでした。本と目が合った。こりゃ買わないとだめだと思いました。不思議なことがあるものです。

物語に出てくる賢者のスプーンの話も、そうなのかと考えさせられるけど、僕は砂漠の途中で出会った女性との話が好きです。

6.オン・ザ・ロード byジャック・ケルアック

‘What’s your road,man? –holyboy road,madman road,rainbow road,guppy road,any road. It’s an anywhere road for anybody anyhow. Where body how?

オン・ザ・ロード

ボブ・ディランが自身の人生に影響を与えてくれた本だと明言しています。

ディーンと僕の車でアメリカ横断をする物語です。映画の「イージーライダー」のような目的のない旅が描かれているのがいい。自由を感じれます。

7.龍馬がゆく by司馬遼太郎

勇気あるものは自分の首が切り捨てられることをいつも覚悟している。そういう人物でなければ大事を行うことはできない。

とても長い小説ですが、読む価値はあります。坂本龍馬が旅を通じて成長していく姿がうかがえる物語です。

龍馬は、土佐藩を脱藩して、やがて貿易会社を作る。蒸気船にもいち早く目を付けます。旅を通じて新しいもの考えやモノの価値を見出していきます。

おまけ:WONDER SPOT― 世界の絶景・秘境100 by成美堂出版編集部

写真集は立ち読みで済ませちゃう方なんですけど、一冊くらいは手もとにあっていいと思うんです。

ベッドの横に置いておくと、ふとしたときにページを開きます。

絶景をながめてから、目を閉じる。死ぬまでには見ておきたい絶景がたくさん残っていると思う。考えているうちに眠りにつき、翌朝いつもの仕事にむかう。

写真を眺めているだけでもいい気分転換になりますよ。それにいつか本当に行くかもしれないですよね。

旅に出るならキンドル(Kindle)を持っていこう

旅のおともに本を持っていくなら電子書籍が読めるKindle(キンドル)がおすすめです。

読みたい本をすぐにダウンロードでき、軽くて、かさばらない旅にぴったりなアイテムです。

キンドルについてはこちらの記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみて下さい。

【おすすめのモデル】5つのKindle(キンドル)を比較してみた

2017年10月26日

買う時の注意点はこの記事がいいです。

【クーポンが使えない!?】アマゾンプライム会員からKindle(キンドル)を安く買う方法と注意点

2017年10月17日

キンドルを使ってきた感想は、こちらの記事を読んでみて下さい。

海外旅行する人に買ってほしいキンドルペーパーホワイトを3年間使ってみた感想

2017年10月7日

あとがき

現実を考えると、すぐには旅に出られない方がほとんどだと思います。

家族のことがあり、仕事がある。費用もばかになりません。だけど本を読んで、海外の様子を想像するぶんにはお金はかからないですよね。実際に行った気分にもなれます。

それにいつか行きたいと思い続けていれば、どこかのタイミングでひょっこり旅に出ているかもしれない。

僕はまさにそんな感じでした。7年くらい日本でじっとしてました。

海外の小説を読んで、外国の街並を想像して、自分を満足させていました。

で、ある日、ふと旅に出ようと思った。その時期が来るまで、物語を読むのもいいものですよ。




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ABOUTこの記事をかいた人

ピースボートに乗船して17カ国で400人の外国人にモットーを聞いてまわりました。 旅の醍醐味は人との出会いだと信じています。 村上春樹とパールジャムといぬが好き。走ったり泳いだりしてます。