こんにちは。モトです。
先日転職先が決まって、住まいを探しています。家を探すのってすごく大変じゃないですか。
僕はとにかく電車通勤が嫌いなので、できるかぎり職場の溜池山王に近い物件にしようと考えています。
だけど、僕に払えそうな家賃の物件ってなかなかないんです。都内中心部はそれなりな家賃を払わないと、結構ワイルドな環境で住まなければならなくなります。
家賃を抑える方法のひとつに、ゲストハウスに住むっていうのもあります。
以前、僕は浅草のゲストハウスで働いたことがあります。またゲストとしてお金を払って住んだこともあります。
働いたときは家賃フリーのアコモデーションを受けていました。
住んでいたときは、一般的な家賃の60%くらいの値段を払っていました。基本的に、寝に帰るだけの人にはもってこいな環境だと思います。
それに加えて、友達を増やしたい、国際交流したい人にもうってつけです。
ゲストハウスは外国旅行者向けの宿
ゲストハウスって汚い、怪しい、恐いとまあ近寄りがたいイメージがあると思います。僕自身もはじめは怪しく感じていて、ゲストハウスというものがあるのか、と存在自体は知っていたくらいでした。
ある日のこと、友人のS君がゲストハウスで住み込みのアルバイトをはじめた、とフェイスブックに投稿しました。掲載された写真には、外国の方々と楽しそうに話しているS君。
僕はその場ですぐS君に電話をして事情を伺いました。
S君いわく、ゲストハウスってバックパッカーなどの海外旅行者むけに寝床を提供している格安宿だそうです。うむ、バックパッカーに出会ったことはないけれど、S君の話しによると、どうやら危険な場所ではなさそうです。
むしろ陽気な宿だそうです。僕はS君をつてに、別店舗で住み込みアルバイトをさせてもらうことになりました。
ゲストハウスで住み込みアルバイトをする
ゲストハウスでは、住み込みでアルバイトができることがあります。たとえば、週の5日間に4時間のお手伝いをすることで、無償で宿に泊まれる、というものです。
時給が1,000円だとすると、月に80,000円分の労働の対価が、その宿で無料宿泊できることになります。意外に高いなと思われたのではないでしょうか。
僕は高いと思いました。(働く前のことですが)しかしながら実際に働いてみると、納得のゆく経験ができます。働いて良かったと、素直に思えます。
仕事内容:夜はチェックインの受付
僕はナイトタイムにチェックインをするお客さんの対応をしていました。つまり、夜の便で来る旅行者に、宿の案内や鍵の受け渡しや部屋への案内をしていました。
23時や24時にチェックインする方もいますので、労働時間帯は21~25時です。お客さんの対応といっても、宿の大きさにもよりますが、ほとんどやることはありません。
隙間時間に内勤(ゲストに渡す鶴の折り紙の作成)を頼まれたり、清掃をしたりしていました。ときにはゲストの旅行計画の手伝いをしたり、一緒に話しながら内勤をしたり。(この時間が一番楽しかったです)
ただ良いことばかりではありません。ナイトのスタッフ(夜の受付の人のことです)はその店舗で就寝しなければならなく、かつ朝の8時に常勤スタッフに簡単な報告をしなければなりませんでした。
これはちょっと嫌でした。
どうしてかと言うと、僕のようなお手伝いスタッフたちは、皆、一つの宿で寝泊まりしており、そこでの交流(おもにディナータイム)で友達が増えていくので、せっかくの機会を台無しにしていると、僕は感じていました。
また夜行性の人が多いので、ディナー終えたあとはみんなでクラブに行ったり、飲みに行ったりしていて楽しそうでした。
僕はお客さんとは仲良くなりましたが、お手伝いの仲間とは過ごせる時間が限られてしまいました。
仕事内容:朝の仕事はベットメイキング
夜の他にも朝のお手伝いもあります。11~14時の間で、おもにベットメイキングのお仕事です。
仕事自体は面白そうではないですが、仲間との交流には最適です。いつものお手伝いメンバーと働くので、すぐにお互い打ち解けますし、仕事終わりにランチを一緒に食べるなど、和気あいあいと仕事をしているようでした。
1ヶ月間3万円!!ゲストとしてゲストハウスに泊まる
ゲストとして泊まったこともあります。金銭的な理由からです。
僕は土日は実家へ戻っていたので、平日に寝泊まりできる場所を探していました。それもうんと安い費用で抑えたかったので、ゲストハウスに住むことにしました。
なにせ、家具家電はすべて整っているので、スーツケースひとつで住むことができます。部屋はドミトリータイプで、一部屋に4つの二段ベットがありました。窮屈そうに感じるかもしれませんが、そんなことはなかったです。
結構な大部屋でしたし、全部のベットが埋まる日もなかったので、比較的しずかに過ごせました。
ルームメイトとは、仲良くなりました。やはり大部屋なので、ルームメイトも多く、話す機会はたくさんあります。
費用は家賃の3万円と保証金の1万円でした。(保証金は退去時に返金されます)とにかく安いです。
【比較】ゲストハウスの方が、シェアハウスよりも清潔感があった
いまではシェアハウスは有名ですね。僕はシェアハウスでも住んだことがあります。2011年頃だったので、5年前の話になります。僕が住んだシェアハウスは中野にあり、3階建ての一軒家でした。
部屋は全部で4つあって、うち3部屋は2人で使うシェアルーム。(僕が滞在したのはシェアルームです)キッチンは共同、トイレは2つありました。
内装は綺麗でしたが、掃除が行き届いているか、と問われると少し答えるのを躊躇してしまいます。それはゲストハウスに比べると、清潔感に欠けていると感じたからです。
ゲストハウスは内装こそ時を経ているなあと思いますが、清掃は行き届いています。それもそのはずで、ゲストハウスでは、清掃は毎日行なわれているからです。トイレもシャワー室も廊下も部屋もすべて毎日スタッフが清掃しています。ホテルと同じですね。
ところがシェアハウスですと、僕の滞在先の話ですが、週に3回ほどでした。階段には、髪の毛やほこりが積もり、トイレも誰かがヘマをすると、最悪の場合、二日間はその状態のまま放置されてしまいます。意外にこっちの方が嫌だなと、僕は感じました。
【比較】国際交流をするならシェアハウスとゲストハウスどっちがいい?
国際交流ができるかという点は、そのシェアハウスごとでだいぶ環境は異なると思います。日本人が多い物件もありますし、外国人がいたとしても生活リズム(ほとんどの人が夜行性です)が違うと、ふれあう時間も限られます。自分の部屋から出てこない人もなかにはいます。
ただルームメイトとはすぐに打ち解けられると思います。声をかけなければならない機会がたくさんあるからです。たとえば、生活をともにしていれば「電気消して良いですか?」とか聞きますよね。
僕の経験から言うと、ルームメイトに恵まれない、もしくはルームメイトがいない場合は、国際交流がしにくいですし、生活していて苦労することが多いと思います。
その点、ゲストハウスは毎日のように新しい人が来て、出ていってしまうので、人間関係には困らないです。数日すればいなくなりますから。
【比較】シェアハウスとゲストハウスの費用はどうなの?
費用の面でもゲストハウスと比べてしまうと、シェアハウスは値が張ります。くわえて不衛生な点もあり、交流もとくにないとなると、どうしてこんなところにいるのだろうと懐疑的になってしまいがちです(すべてのシェアハウスがそうではないと思いますが)。
その結果、僕は一ヶ月半で退去してしまいました。滞在していて楽しくなかったのが、一番の理由です。
具体的な費用は家賃七万円と保証金一万円と手数料で三万円ほどとられたと記憶しています。
ただ長期滞在を目的とした人たちが住むので、仲良くなれば、充実した日々が過ごせると思います。
ゲストハウスなら安い場所で一ヶ月間3〜4万円で住めます。
Airbnbの宿でも6ヶ月間住んだことがあります
Airbnbってもうご存知ですよね。だれでも宿のホストになれるサイトを運営している企業です。僕の友人が例によって浅草でAirbnbを通りして宿のホストをしており、半年近く、そこでお世話になりました。家主の好意で、家賃は月に45,000円です。
Airbnbの宿もゲストハウスと同じように、毎日旅人が来ては去ってゆく環境です。ですから、帰るたびに初めましての人がいるとう状況です。住み始めの頃はけっこう楽しんでいたのですが、後半は飽きてきてしまい、挨拶程度ですましてしまいがちでした。
その分、ロングステイをしていたフランス人たちや台湾の女の子とはとても仲良くなりました。
留意してほしいのは、Airbnbはあくまで個人が経営されているので、ゲストハウスとは異なり、不備が多いです。いい加減だったり、設備が不十分だったりします。
けれど、ホスト個人のところに人が集まっている趣きがあり、アットホームさでいえばゲストハウスでゲストとして泊まるよりは良いと思います。
まとめ
ゲストハウスは、国際交流ができ、費用も抑えられる。シェアハウスは安定していて比較的静かに過ごせられる。Airbnbはアットホームであり、国際交流の場には文句なしです。
どこも一長一短ありますが、必ずしてほしいことは、内覧です。
とくに最近は、とにかく儲けたいがためにスペースを提供している印象を受ける業者が多い気がしますので、内覧は必ずしましょう(2016年に内覧で浅草の物件を訪れたのですが、牢獄のような場所でした)。
これから住む場所ですから、何度も何度もくどいと言われそうですが、一度は訪れてみてださい。写真だけでは分からないことが往々にしてあります。どこも良いところしか情報を提供してくれません。
さいごに、僕のおすすめの場所の特徴をお伝えすると、小さい宿の方が、他の旅行者やスタッフと交流ができて、充実した時間が過ごせると思います。
この記事を読んでくれたみなさんが、ゲストハウスも悪くないかも、とすこしでも感じていただけたら嬉しいです。
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