TOEICの点数ってどれくらい評価されるかご存知ですか?
ぼくの経験からいうと転職をするときにすごく評価されます。たとえば、ぼくはつぎのような「大手外資系会計事務所」と面接する機会をかんたんにもらえました。
- デロイトトーマツ
- EY
- PwC
新卒のときは相手にもされなかった大手企業です。オファーをもらえたことに最初は戸惑いさえあったことをよくおぼえています。
そして提示された年収にも驚きました。前職の1.5倍以上の年収です。やはり外資系企業は年収がたかい。
多くの企業が、就職、転職また昇級のさいにTOEICのスコアを求めています。
転職で有利になるTOEICで800点取るための方法
TOEICで800点取るとめの方法はこれだけです。
- パート1と2でディクテーションをする
- 好きな洋書を繰り返し読む
- 公式問題集を繰り返し解く
TOEICのパート1と2でディクテーションをする
「ディクテーション」というのは、聞き取った英文を「紙に書く」作業のことです。一語一語しっかり聞き取れていないと、すべての文章を書き取ることができない。
すごく難しそうに聞こえますが、ディクテーションをするのは短い文章のみです。それがTOEICリスニングのパート1とパート2の文章になります。
たとえばTOEICリスニングのパート1の文章を見てみるとこうなります。
- They are looking at a computer screen.
- They are walking in the park.
- Both of them are sitting by the window.
- one of them is talking on the phone.
この4つの文章を聞き取って紙に書いてください。それだけでリスニングは400点以上取れます。
ちなみに正解は1番ですよね。
ディクテーションが重要な理由
TOEICでは、話し手は、アメリカ人、イギリス人そしてオーストラリア人を想定しています。したがって、聞き取るためには、このアクセントの違いを理解する必要があります。
アクセントの違いを理解するのディクテーションが良き訓練になるのです。
また英語には連結音(linking)や脱落音(reduction)などがあります。
連結音を聞き取れるようになる
連結音は聞き取るのがとても難しいです。
たとえば、”What are you doing?”は「ワラユデューイング」と聞こえます。「ワツアユーデューイング」ではないんです。
脱落音も理解できるようになる
脱落音も書き取ってみないと見過ごしがちなものです。
たとえば、”Good job “は「グッジョブ」と発音します。「グッドジョブ」ではないです。ここでは”Good”の”d”の音が発音されていません。
このようにディクテーションをすることで、なぜ英語が聞き取れないのか理解もできますし、じぶんが苦手な音を探すこともできます。
目安としてはパート2でディクテーションを行い、正答率が90%を超えるとTOEICリスニングで400点以上はとれます。その間にパート3とパート4の聞き取る練習は不要です。
つぎはリーディングの点数を取る方法についてです。
好きな洋書を繰り返し読む
はじめに伝えておくと、リーディングは時間がかかります。どうしてかというと、文法を理解して、単語もおぼえて、かつ早く英文を読まなければいけないからです。
ではどうすれば、単語をおぼえられて、早く正確に英文が読めるようになるのか。
好きな洋書を繰り返し読むことです。ぼくの経験上、好きな洋書を繰り返し読むことがいちばん早かったし、外資系会計事務所で働いていたときにも役に立ちました。
好きな洋書を読むときのポイント
ポイントは同じ作者であることです。それぞれの作者に、文体や好みのフレーズというものがあります。同じ作者の本を読んでいけば、同じ言葉を使っている場面に出くわす可能性は高いです。
またその作者の文体に慣れてしまえば、読む速度も自然とあがります。そして、文脈から意味を推測もできるようになります。この作者なら、こういうことを言いそうだなと推理できるからです。
好きな洋書を繰り返し読むことは、英文を読むことにたいしての自信にもつながるのでぜひトライしてほしい。
おもしろい洋書の小説をよみたいかたはこちらをどうぞ。
小説でも仕事に活きる英語表現はたくさんあります。じっさい、外資系会計事務所で英文メールを書くときに役に立ちました。またビジネス本だと退屈で最後まで読めないと思います。
公式問題集を繰り返し解く
ぼくは過去に5冊ほどTOEIC関連の本を買ったことがありますが、どれも役にたったとは思えませんでした。
ゆいいつ、公式問題集だけが試験対策に有効であったと感じています。
公式問題集は3回でも5回でも繰り返し解いてください。それだけで十分です。あまり多くの参考書に手を出さないことも必要です。
公式問題集はかならず買いましょう。過去3回分くらい公式問題集を買うことを勧めます。
こちらから公式問題のサンプルを確認できます。
辞書はぜったいに買おう!
辞書を持っていない人がいましたら、必ず買って下さい。できれば「紙の本」が良いと思います。
ぼく個人としては「紙の辞書」をメインでつかって、あとはググって単語の意味を調べます。
リーディングではボキャブラリーが重要です。僕の言っているボキャブラリーとは単語の意味だけではありません。その要素も含みます。
たとえば、”contract”という単語を動詞の意味で解釈するとき、それは自動詞でしょうか。それとも他動詞でしょうか。また名詞として解釈した場合、可算名詞でしょうか。それとも不可算名詞でしょうか、といった具合です。
このように、一つの単語にたいして知識を蓄えるには、紙面の辞書の方が読みやすいと思いますので、ぜひ辞書を書籍で買って頂きたい。
おすすめは「ロングマン英和辞典」です。小さいのでフィリピン留学などをするときも持ち運べます。
文法が不安なひとは参考書を!
また文法に不安がある方は、文法に関する参考書を買うことを薦めます。もちろんTOIECのための文法の本ではなくて、一般的な英文法の本で十分です。
英文法の参考書についてまとめた記事があるのでどうぞ!
TOEIC800点で外資系会計事務所に転職できた
ぼくが知ってほしいのは、TOEICで800点を越えるとそれなりの評価をしてもらえるということです。
2017年の3月に転職活動をして強く実感しました。TOEICは転職にすごくだいじ。
面接の際には、必ずと言っていいほどTOEICの点数が800点を越えていることに触れられました。TOEICはけっして難しいテストではないとおもいます。
まずはリスニングで高得点を取れるよう、頑張ってみて下さい。
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