こんにちは。モトです。
今回は僕が何度も歌ってきた歌を紹介します。洋曲を歌えば、発音がよくなり、英語で話す時も自信が持てます。
英語を話すとき自信をなくすのって、大抵発音が原因です。たとえば外国人に”What?” と聞き返されると、僕らの多くはだまってしまう。いっきに自信を失ってしまいます。
でもそれって当たり前です。だって英語を話す、発音する機会がずっと少ないだし。英語は話せば話すだけうまくなります。
洋楽の良さを知らない人におすすめする名曲
- America (by Simon & Garfunkel)
- Norwegian Wood (by The Beatles)
- Elderly Woman Behind The Counter In A Small Town (By Pearl Jam)
- Moon River (By Patty Griffin)
- You can’t always get what you want (by The Rolling Stones)
- Like a rolling stone (By Bob Dylan)
さっそく書いていきます。
1.America (by Simon & Garfunkel)
ある曲を好きになるには、2つの理由がある。一つは、サウンドがいいこと。もうひとつは、歌詞が良いことだ。
この曲は、後者にあたります。僕の個人的な好みなのですけど、歌詞が良い曲を好きになることが多いです。
「America」は歌詞が、まるでベリーショートストーリーになっていて、読むだけでも楽しめます。
この曲で僕が好きなのは、恋に盛り上がっていた二人が、旅に疲れてきたときに言うセリフです。
“Kathy, I’m lost”, I said,
Though I knew she was sleeping.
聞こえているはずもないのに、分かっていながら言ってしまう気持ちが共感できます。そして、こう続けます。
I ‘m empty and aching and
I don’t know why.
この無力感と哀愁のある感じがいいですよね。
うまくいっているようで、人生うまくいってない。どこに進めばわからない不安な気持ちが伝わってくる。
最後はこう締めくくります。
They’ve all come to look for America,
All come to look for America.
僕がこの曲に出会ったのは、「あの頃ペニー・レイン」という映画を通じてです。音楽好きな人はこの映画も観てみてください。面白いです。
2.Norwegian Wood (by The Beatles)
「ノルウェイの森」というタイトルは有名かもしれませんが、この曲を聴いたことがある人は少ないのではないでしょうか。
この曲も歌詞が素晴らしい。ミステリアスな歌詞で、男女の恋についての曲であることは間違えないと思います。
彼女の家で夜おそくまで、二人きりで飲み明かす。もう寝なければならない時間になり、男は仕方がなく浴槽で寝ます。翌朝、男が起きるとそこには誰もいない。
And when I awoke, I was alone
This bird had flow.
彼女はどこかに消えてしまいます。
So I lit a fire
Isn’t it good
Norwegian wood.
この”Norwegian wood”の解釈で意見がわれるのですが、村上春樹の本(題名は忘れてしまいました)でこんなことが書かれています。
作詞をしたジョン・レノンは、”Norwegian wood”を、本当は”Knowing she would”(彼女がやらせてくれることを知っている)としたかった。
だけども内容があまりにも露骨なので、もじって”Norwegian wood”にしたと。真偽のほどは分からないけれど、イカしていますよね。
3.Elderly Woman Behind The Counter In A Small Town (By Pearl Jam)
この曲も歌詞が、素晴らしいです。田舎町の年老いた女性について書かれた歌詞です。
おそらく彼女は、小さな町で生まれて、生涯どこへも行かずに、同じ町でその生涯を終えてゆくタイプの人です。というよりも、彼女はずっと運命の人なる男性を待ち続けていたように思えます。
だから、どこにも行かなかった。歳をとった今、彼女はこれまでの彼女の人生振り返ります。そこで初めて、大切な思い出や若い頃に感じた思いが消えてかかっていることに気がつきます。
Hearts and thougth they fade, fade away…
忘れたくない大切な思い出や気持ちが、時が経つにつれて、薄れ、そして消えてゆく。その切ない気持ちが伝わります。
I changed by not changing at all,
Small town predeicts my fate
Perhaps that’s what no one wants to see
生まれ育った小さな町に彼女自身を重ねて、「何も変えないことで私は変わった」というところがいいですよね。
曲中に、”you”と示している人がいるのですが、この人は誰なのでしょう。読み方によっては、とてもスピリチュアルな曲になります。
“you”はある男性のことを指しているのではなく、神様のことを言っているようにも読めるからです。
大きなドラマもなく人生が終わりに近づいてゆく、彼女のその後が気になる曲です。
4.Moon River (By Patty Griffin)
この曲は、「ティファニーで朝食を」でホリー・ゴライトリー(オードリー・ヘップバーン)がベランダで歌うことで有名です。
多くのアーティストがこの曲をカバーしていますが、パティー・グリフィンが歌うときが一番好きです。彼女の力強くそしてどこか甘い歌声が、もっとも歌詞とマッチしているように聞こえるからです。
歌詞は、詩的で、いろいろな解釈ができると思います。ただこの曲に関しては、特に意味が分からなくても楽しめると思います。
Two drifters, off to see the world
二人の恋人たちが何かを求めて旅に出ていく
There’s such a lot of world to see
数えきれないくらい訪れる世界があるというのに。
この歌詞を聴くと、旅に出てみたくなります。映画の「ティファニーで朝食を」も名場面が多く、見ていて楽しいです。
ストーリーはやはり原作のカポーティが書いた小説が面白いです。映画と小説ではストーリーがだいぶ違います。
5.You can’t always get what you want (by The Rolling Stones)
ローリング・ストーンズの曲の中でもやっぱりこの曲が一番好きです。この曲のサビの反復が心に響きます。
You can’t always get what you want
確かにそうだよなと、この曲を聴くたびに思い返されます。何でもかんでもうまくいかない。だからこそ生きていくことが楽しいのかもしれないと。
そして次のフレーズが、この曲に深みを加えます。
But if you try sometimes you might find
You get what you need
挑戦し続けていれば、必要なものが見えてくるだろう。あくまで「必要なもの」ってところがいい。ほしいものは、挑戦するだけでは手に入らないよって言われている気もします。
6.Like a rolling stone (By Bob Dylan)
ボブ・ディランの曲はどれもいいのですが、やはり僕はこの曲が一番好きです。
歌詞は、僕には難しくて、うまく言葉にできないのですが、この歌が良い曲であることは間違えないです。すごく簡単に言ってしまえば、人生迷走中の若い女の子について歌っています(違っていたらごめんなさい)。
彼女に語りかけるようなサビが、力強く良いです。
How does it feel?
How does it feel
どんな気分がするかい?と語りかけてくる。
けっして見下しているわけではなく、同情しているような気持ちがそこにある。大人になるために乗り越えなければならない壁に、彼女がいま直面しているのを理解しているからだ。
To be on your own
with no direction home
A complete unknown
僕らはひとりで生きていかなければならない。歩いていけば、帰る道はしだいになくなり、進むべき道のりはまったく分からない。
それでも僕らは大きな不安を抱えながら生きていかなくちゃならない。そう歌っているよう聴こえます。
Like a rolling stone?
どこに転がっていくか分からない。人生を石ころと重ねているところが、最高にイカしてます。
あとがき
洋曲を歌うことで、僕は英語の発音を学びました。はじめは学習目的だったの歌うことが、いまは生活の一部となりました。好きな曲を聴いていると自然と歌いたくなるものです。
僕は思うのですが、洋楽をあまり聴かない人って、まだ良い曲に巡り会っていないだけではないでしょうか。
なにせ僕が洋曲を聴き始めたのは、ほんの3年前の2014年の話です。それまで洋楽に対するイメージはクラブでかかっている音楽でした。
それがいまでは、毎日なにかしらの洋楽を聴いています。僕は70年代から90年代の、すこし古い曲を好んで聴きます。みなさんも洋楽を聴いてみませんか。
また洋楽を歌うと自然と英会話力がつきます。詳しくはこちらの記事をどうぞ!
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