こんにちは。モトです。
僕はキャメロン・クロウの映画が好きで、何度も観てきました。
彼はもともと音楽ジャーナリストだったので、映画で使われる音楽は抜群にいい。映画よりも場面ごとにながれる音楽に惹かれることすらある。
キャメロン・クロウが撮る映画は、ユーモアがあるものが多いです。たまになんだこれってシーンや作品もあるのですけど、気軽に楽しみながら観れる。
この記事では僕が飽きずに10回以上は観てきた映画を紹介します。
1.We Bought a Zoo 幸せのキセキ(ヒューマンドラマ/コメディ)
“You know, sometimes all you need is 20 seconds of insane courage, just literally 20 seconds of embarrassing bravery, and I promise you something great will come of it.”
Benjamin Mee
2人の子どもを養うシングルファザーが、閉園寸前の動物園を買い取ってしまう物語。彼の妻は6ヶ月前に亡くなっています。
この映画は決して感動をさそうような展開になっていなく、すこし笑えて楽しく観られる映画です。そして映画を見終えた頃に、なにかあったかい気持ちになれる。
なによりこの映画は実話を元に作られています。
【見所】動物園を見学しているシーン
これから買うことになる動物園を見学しているとき、父親が一目離したすきにいなくなってしまった娘を、慌てて見つけるシーンがあります。このシーンの父親 ベンジャミンを演じるマット・デイモンは最高です。
表情といい、視線の移し方といい。さらにショットの撮り方もいい。光がちっと入り込むぐあいが何とも言えない。最後は動物と心を通じ合わせたかのようなショットも交えている。このシーンは見応えありますよ。
【見所】動物園の職員に言いよられるシーン
どうして動物園を買ったのよと、スカーレット・ヨハンソン演じる動物園の職員のケリーにベンジャミンが言いよられるシーンをぜひ観てほしい。このシーンの2人の演技は最高です。
ベンジャミンがこのシーンで答えるフレーズはこの映画でキーワードになっている。この映画の中で、僕が一番好きなフレーズです。最後まで映画を観て頂けた方には、その理由を理解して頂けると思います。
最後のシーンはとても感動的で、美しい。ぜひ一度観て下さい。
これだけ愛せる人がいたら幸せなんだろうなあ
2.Elizabethtown エリザベスタウン(ヒューマンドラマ)
So you failed. Alright you really failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You failed. You think I care about that? I do understand.
Claire Colburn
人生の絶望を味わいながらもある女性との出会いをきっかけに生きる希望をみいだしてゆく物語。
大手シューズメイカーで大失態を起こし、職を失った男が、まもなく父親をも亡くす。男は父の葬儀のためエリザベスタウンへ向かう。
僕はこの映画を個人的にすごく好きなのですが、多くの人は好んではいないようです。ほとんどの人がオーランド・ブルーム主演の映画だから観る。正直言って、僕も観てほしいとまでは言えない。それでも好きなものは好きなので書いていきます。
エリザベスタウンは音楽が素晴らしい
この映画が好きな人の多くは、この映画で使われている音楽も好きです。というか音楽が好きなんだと思うくらいです。
商業的にもそのことは言えて、エリザベスタウンのサウンドトラックは2枚も発売されています。それだけ、多くの曲が使われていますし、需要があるということですね。
曲については今度まとめて書きます。
【見所】クレアと夜に長電話するシーン
恥ずかしいんですけど、このシーンに憧れすぎて、当時好きだった女の子と電話をしたことがあります。たしか高校生だったかな。
えーと、とにかくこのシーンは惹きつけられるものがあります。このシーンで流れるライアン・アダムスの「Come Pick Me Up」も最高です。
【見所】車で一人旅に出るシーン
このシーンもすごくいい。音楽をかけながら旅に出る。「窓を開けて。この曲には風が必要なの」というセリフがなぜか頭から離れない。ある特別な曲には風が必要です。中には部屋の灯を消して、キャンドルを焚いて聴く曲だってある。
この旅の中で一人で自分を励ますシーンや父親との思い出を振り返るシーンもあります。このときのオーランド・ブルームの演技は最高にいい。気持ちがぐっと伝わってくる。
3.Almost Famous あの頃ペニー・レインと(青春映画)
“It’s all happening.”
Penny Lane
雑誌記者の15歳の少年がバンドグループとツアーを巡る物語。
この映画はキャメロン・クロウの自伝的映画になっています。彼自身、若い頃から音楽雑誌の記者として活躍していました。
【見所】編集長に電話をかけるシーン
クリップ紙の編集長にウィリアムが電話をかけるシーンがあるのですが、見応えあります。このシーンで編集長がウィリアムに投げかける言葉が、教訓地味ていていい。とくにこの言葉が好きです。
“Be honest, and unmerciful.”
クリップ紙の編集長
【見所】ペニーレインを探しに出るシーン
このシーンで流れる「Mad man and Mona Lisa」がうまく融合しているのが特徴的です。シーンのカットの撮り方も歯切れがよくて、このシーンを観ているとニューヨークでタクシーを見たくなる。
あとがき
キャメロン・クロウは音楽雑誌の記者だったので、映画に使う音楽のセンスは抜群です。たまに変な作品も撮っちゃうけど、僕は基本的に好きです。この3つの映画の中だったら、”We Bought A Zoo”が一番おすすめです。僕が最も好きなのは””Elzabethtown”なんですけどね。
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