こんにちは。モトです。
8月に参加した湘南オープンウォータースイミングで死亡事故があったようです。
大会ホームページの記事を読んで知りました。
普段だったら、
「そうか、死亡事故があったのか。大会前の体調管理には気をつけよう。」
とか、
「78歳だったら仕方がないかもなあ。その歳までチャレンジしてきたことがすごいなあ」
と思うところだった。
だけど、今回は違いました。
この記事に、この男性に、なにかすごく惹きつかれました。
簡単な事故の概要
事故は2.5kmの遠泳レースで起きました。
まずは抜粋。
ゴールまで残り300mのところで、レスキューボードにつかまり休憩され、ライフセーバーと会話されていた78歳の男性の方が、突然心筋梗塞を起こされて意識不明となり、ライフセーバー、ゴール地点の医師、救急隊、救急病院の医師らによる懸命の応急手当、救命治療が施されたものの、残念ながら病院でお亡くなりになりました。
ゴールまで300mというと、僕が精神的に一番イライラしていた地点です。
折り返し地点を過ぎた辺りから、どっちに泳げばいいのか正直分からなかった。まっすぐ泳いでいるつもりでもそうではなかった。気づかないうちに潮に流されていました。
おそらくこの男性も僕と同じような状況にあったのだと思う。
それで余計に体力を消耗してしまったんだと。
この男性について
まずはこの記事を読んで頂きたい。
その男性は、かつてはボストンマラソンを走られたほどのランナーであり、足のケガでスイマーに変わってからも、毎日のように近くのインドアプールで2000mを泳いでこられたアスリートであり、SOWSにおいても過去に見事な成績を残されてきました。
すごくないですか、この方。
僕が目指している生き方と重なりました。
とくに惹かれたのはこの二つ
- 78歳までチャレンジし続けたこと
- けがをしても走れなくなっても新しいことにチャレンジし続けたこと
78歳になってもスイムを続けてきたことは誰にもできることではないと思う。
僕が最も感動したのが、今までのランナーのキャリアを失っても、新しいことに挑戦して続けていたこと。
なんて精神をしているだ。
会って話しを聞いてみたかった。
この男性の死に様について
かっこいい
と言いたい。
レースで全力を尽くして倒れるなら本望なんじゃないかな。
すげーなあ、ほんとかっこいい。
僕が考える死に様
「終りよければすべてよし」と考えているので、地味な人生でも、最後はやっぱりかっこ良く死にたい。
だけど、死に様について考えれば考えるほどかっこよく死ぬには、いまを精一杯に生きるしかない気がしてきた。
そう考えると、死に様は導かれていくものかもしれない。
自殺と病院で死ぬのは嫌です。
あとがき
人を惹きつける文章がある。
僕はこの記事を読んで、亡くなられた男性のことを想像した。
死ぬまでに一つくらいそんな記事が書けたらいいと思う。
僕も死ぬまで走って泳いで書き続けたい。
そして来年も湘南OWSに参加します!